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IPCC 第4次報告書
2008 / 06 / 15 ( Sun )

 2007年の2月から5月にかけて公表された、IPCC(気候変動に関する政府間パネル)第4次報告書の概要を列記したいと思います。

IPCCは、1988年に、WMO(世界気象機関)とUNEP(国連環境計画)という2つの国連機関が共同で、特定の国や企業などから中立の専門機関として設立されています。
4次報告書では、130カ国の科学者・専門家の参加により、450名の代表執筆者・2500名の査読を経て作成されています。「気候変化とその影響」の項では、世界中の80000件のデータを集め、29000件を解析した上で、評価を行っており、世界の科学的知見を結集した報告、といえます。
ただし、注意しなければいけないのは、たとえば「永久凍土の融解によるメタンの放出→さらなる温暖化」→「温暖化の暴走」など、予期しえるけれど、データが不十分で、立証が難しいものについては、「明確な評価がなされていない」ということです。(第4次報告でも、この点について注意を促しています)
 
つまり現実は、この報告書よりももっと 深刻な形で「温暖化」が進行する可能性がある、ということです。


          IPCC第4次報告  (第1および第2作業部会報告)

        《 現在の気候変化とその影響 》

温暖化は疑う余地がない
● 少なくとも過去1300年間の気候の再現結果から見る限り、この半世紀の温暖化は異常。
  
・ 1995~2006年の12年は、1850年以降で最も温暖な12年。  
・ 1956~2005年の気温上昇は、0.74度。
・ 海洋温度は、すくなくとも深度3000mまで上昇している。
・海水が温度上昇で膨張し、海面水位を上昇させている。
・ グリーンランドと南極の氷床の減少が、海面水位の上昇に寄与している。
・ 1901~2001年までの海面上昇は、17cm(0.17m)。
・ 山岳氷河と積雪面積は縮小している。
・ 北極の海氷が2.7%縮小(10年あたり)、夏季は、7.4%の縮小。
・ 1970年以降、熱帯および亜熱帯で、より厳しく、長期の旱ばつが拡大。
・ 1970年以降、北大西洋の熱帯低気圧の強度が増した。
           (発生数は明確な傾向はない)

        《 変化の原因 》

地球温暖化(20世紀半ば以降の)は、人間による温室効果ガスの増加によってもたらされた。
● 二酸化炭素は、温室効果ガスの中で、最も影響が大きい。
二酸化炭素の増加は、主に人間による化石燃料(石炭・石油など)の使用が原因

・ 温室効果ガスは、1970年~2004年の間に70%増加した。
・ 特に、二酸化炭素は、1970年~2004年の間に80%増加した。
・ 過去50年の太陽および火山の活動は、“冷却”効果をもたらした。
   (温暖化の原因は、自然ではなく、人間。)

        《予測される変化と影響》

現在の温暖化対策を行ったとしても、温室効果ガスは今後数十年間増加し続ける
今世紀中の気温上昇は、1.1~6.4度
温室効果ガス濃度が一定に保たれたとしても、数世紀にわたって気温上昇と海面上昇が続く
気候変動の速さと規模によっては、突然の非可逆的現象(暴走)が引き起こされる可能性がある

  ・ 氷河の減少
  ・ 永久凍土の融解
  ・ 海水の酸性化
  ・ 氷河湖の決壊
  ・ 水資源の減少と特定地域での集中豪雨と洪水
  ・ 海面上昇
  ・ 陸と海での二酸化炭素吸収量の減少。温暖化の加速
  ・ 1.5~2.5度の気温上昇で、20~30%の種の動植物が絶滅
  ・ 極端な水不足

  ・ 農業への打撃(食糧生産の危機)
  ・ 感染症の増加
  ・ 自然災害の激化
(IPCC第4次報告書・総合報告はこちら)

 

 




IPCCは、今世紀中の気温上昇を1.1~6.4度としています。
そして、約2度の気温上昇で、30%近くの動植物種が絶滅する、としています。

30%の絶滅。
そのとき地球がどのようになっているか想像できますか?
地球は今と全く変わり果てた星になっています。

旱ばつ、洪水、水没地域の拡大、感染症、熱波、水と食糧の危機 、難民、社会の混乱・・・。 そして温暖化が温暖化をよぶフィードバックで、人間はなすすべを全くなくして死滅のときををただ待つだけになる・・・。

京都議定書やポスト京都の動きていどでは、温暖化を止めることなど不可能です。

温暖化の対策は、経済に停滞圧力を加えます。
だから、各国、各産業間などに利害対立の要素が持ち込まれ、表向きのポーズとはうらはらに、言葉だけが先行して具体策が進まず、また目標も、必要とされているレベルより数段下のところで停滞しているのが現実です。
今何ができるのか、真剣に考えるときだと思います。

 

 

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テーマ:環境・資源・エネルギー - ジャンル:政治・経済

01 : 35 : 34 | 地球温暖化「今何が起こっているか」 | トラックバック(0) | コメント(1) | page top↑
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コメント
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まず, 温暖化対策に政治家が出てくることがおかしいですよね.
彼らは科学者でも研究者でもありません.
CO2を減らせば温暖化は解決するとしか認識できていない方々です.
大気場はそんなに単純ではありません.

温暖化の原因が自然変動なのか人為的なものなのか, 両方だとして割合はどの程度なのか, 最もな科学的根拠をもって答えられる科学者, 研究者は現在誰ひとりいません.

僕は今, IPCCで使われたモデル群のデータを使って研究を行っています.
モデルはどれも完璧ではありません.
複雑な大気場を完全に再現, 予測するのは現段階のコンピュータではほぼ不可能なのです.
天気予報が当たらないのと同じです.

温暖化はまだ学問の初期段階です.
世間一般で騒がれている温暖化理論は, 政治家とメディアが作り上げたものです.
その妄想の理論を信じて, 環境保護と言っていること自体が一番の環境破壊なのではないでしょうか??
by: pluto * 2008/06/15 16:00 * URL [ 編集] | page top↑
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