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サンゴの白化が意味するものは?
2008 / 06 / 27 ( Fri )

サンゴの白化。
ほとんどの人が一度は耳にしたことがあるか、ニュース映像や写真を見たことがあるのではないでしょうか?


サンゴの白化


なぜ、これほど注目されるのでしょう?

サンゴ礁の近くで何千年も暮らしてきた様々な先住民族の言語で、「サンゴの白化」を意味する言葉は一つもない、と言われています。つまり、大規模なサンゴの白化は、ごく最近の現象なのです。

サンゴの白化は、1980年代から報告され始めました。
そして1998年。
インド洋、太平洋、ペルシャ湾、紅海、地中海、カリブ海沿岸・・・、世界各地でサンゴの大規模な白化が次々に報告されます。
少なくとも、32カ国、207のサンゴ礁域で75%ものサンゴが白化しました。

最大の原因は、海水温の上昇、と言われています。

サンゴの宝石のような美しい色は、実はサンゴに付着し共生している「褐虫藻」の色です。
褐虫藻(カッチュウソウ)は、きわめて小さい単細胞の藻類の植物ですが、光合成によって二酸化炭素を吸収し、サンゴにエネルギーを与えているのです。
サンゴは、褐虫藻と共生することによって二酸化炭素を吸収するという重要な役割を果たしているのです。(二酸化炭素吸収量は、人間が輩出する量の2%、という研究報告もあります)

しかし、海水温が30度を超えると、褐虫藻は、急速に光合成を弱めサンゴに栄養を与えなくなり、逆に毒性作用のある活性酸素を出し始めます。そしてサンゴは褐虫藻を自分の体から放出し始めるのです。
サンゴの白化は、褐虫藻がいなくなり、石灰質でできた骨格がむき出しになった姿です。
(さらに最近の研究で、30度を超えると、サンゴが、糖分を含んだ粘液を出し、それが有毒性をもつ細菌を増殖させ、褐虫藻を死滅させるメカニズムが報告されています。)

海水温の上昇が、サンゴと褐虫藻の共生を破壊して、
二酸化炭素を吸収して、海水魚の3分の2以上をはぐくむサンゴ礁の海域を変えようとしているのです。

話はそれだけではありません。

大気中の二酸化炭素濃度の上昇で、海が酸性化する問題があります。

炭素の、排出と吸収はおおざっぱに言うと次の通りです。

〈 排出 〉
化石燃料の放出 → 55億トン
森林破壊など土地利用の変化 → 10億トン

〈 吸収 〉
海洋 ・・・ 20億トン
森林・植物 ・・・ 10億トン

つまり、人間の活動によって、年間65億トンの炭素が大気に吐き出され、
海洋と陸地で30万トン吸収しているのです。
残る35万トン分が、毎年、温室効果ガス濃度を上昇させる増加分です。

そして「海による過剰な二酸化炭素吸収」によって、海の酸性化が起こっています。

海が酸性化すると、炭酸カルシウム濃度が低下して、サンゴの体が溶け出します。
サンゴは石灰質ですから死滅するとさらに海を酸性化します。
今心配されているのは、こうした悪循環です。

このままのスピードで海の酸性化が進めば、
二酸化炭素を吸収していた海洋が、逆に二酸化炭素を放出し始める可能性がある」(中沢清高・東北大教授)のです。
海の二酸化炭素の吸収量は、10年間で8000万トンのペースで減少している、という研究報告もあります。(南極周辺の大気データなどから算出。2007.1、国際研究チーム)

温暖化が、温暖化を加速させるのです。

サンゴ礁の海域には、10万種ともいわれる海洋生物種がくらしています。
大気中の二酸化炭素濃度が500ppmを超えると、これらの生物種の半数以上が絶滅します。
「2050年には、現在サンゴが生息している海域の98%が、サンゴが育成できない海域になる」(2007.1 アメリカ・イギリスなどの国際研究チームの発表)という警告も出されています。

サンゴの白化は、人間に対する悲痛な叫び声なのではないでしょうか。


★個々に起こるサンゴの白化は、高水温、低水温、強光、エルニーニョ現象などの異常気象、台風、排水、乱開発など様々な要因で起こりますが、世界各地で見られる大規模な白化の最大の要因・引き金は、海水温の上昇(温暖化)と考えられています。

★昨年(07年)も、沖縄・白保地区などで大規模なサンゴ白化が起こりました。
ハナヤサイサンゴの90%、ハマサンゴの30-50%が白化し、5%が死滅しています。

★海は弱アルカリ性です。この百数十年で海水の水素イオン濃度指数(ph)は0.1アルカリ性が弱まる酸性化が進んでいます。(現在8.1)
 












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環境省の報告書(6月18日)
2008 / 06 / 20 ( Fri )





6月18日環境省は、地球温暖化について、①現在の日本での影響、②今後10~20年の被害予想、③対応策、について報告書を公表しました。

環境省・地球環境局長諮問委員会「地球温暖化影響・適応研究委員会」(座長・三村信男茨木大教授)報告書「気候変動への賢い適応」 (環境省ホームページ)

報告書は、「わが国でも既に温暖化の影響が現れている。特に今世紀に入って以降、影響は急速に現れている。」とし、今後「いっそう大きな影響が予想される。」と指摘しています。

以下、同報告書の「これまでに観測された影響」を列記します。

・ 異常高温日は、30年前と比べ5.8倍(最近の数年の傾向)。
・ 東北や北陸で胴割粒(亀裂の生じた玄米)の発生
・ 東北以南で白未熟粒(白濁した玄米)の発生
ミカンの浮皮症
・ 果樹、野菜について、9割の都道府県がすでに温暖化の影響と考えられる影響が出ていると回答している
ブナ林の衰退、里山でのマツ枯れ
冷水魚の分布縮小
サンゴの白化
集中豪雨の増加10年平均で、30年前に比べ発生数が1.5倍に増加)
熱中症の増加(10年前に比べ、3倍に増加。07年に17政令市で5000人の患者。過去最高)
テング熱を媒介する蚊(カ)の分布拡大、東南アジアから新たな日本脳炎を媒介する蚊の侵入。

報告書は、「予想される影響」として
ごく近い将来の「農・漁業での甚大な被害拡大」「台風の大型化などによる災害の増加」「熱中症や感染症などの健康被害の拡大」などをあげ、その対応策を提言しています。

 


 


2007年の地球の平均気温は14.73度と観測史上2番目の高温でした。
(1番高温だったのは、2005年の14.76度)

1970年代の地球の平均気温は、14.02度。
1980年代の地球の平均気温は、14.26度。
1990年代の地球の平均気温は、14.44度、です。
            (NASA・ゴッダード宇宙研究所)


*ちなみに、ゴッダード宇宙研究所のジェームズ・ハンセン所長は、「米政府は、情報を国民に誠実に知らせていない」と、米国政府を批判し続けています。
 

今回の環境省の報告書であげられている様々な現象と温暖化の関係はさらに研究の必要があるでしょう。
ただし、温暖化が急加速している以上、「温暖化を前提とした対応策を急ぐ」必要は、確かにあります。

ただし、問題は、これらが対処療法にすぎない、ということです。

木材の消費の8割を輸入に頼る、森林資源輸入国・日本。
日本社会のあり方の転換が求められているのではないでしょうか?



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ホッキョクグマは絶滅する?
2008 / 06 / 17 ( Tue )
ホッキョクグマの危機については、映画「アース」や「北極のナヌー」で取り上げられ、最近はテレビなどでもたびたび報じられています。
(ちなみに映画「アース」は私の6歳の子供が大好きで、私は子供につれられて2回映画館で見ることになりました)

ホッキョクグマは、氷上で捕獲するアザラシが主食です。
温暖化で、海氷が陸地に続かなくなって、食べられなくなって体重が激減し、おぼれたり、身籠った雌クマが巣穴に戻るのに1ヶ月も待たされたりしています。

ホッキョクブマ


北極海の海氷面積は、ずっと800万平方キロで推移してきました。
しかし、最新データでは、570万平方キロです。(2007年)
IPCCなどの予測の下限値を完全に振り切ってしまいました。
つまり、予測を超えた異常なスピードで海氷が減少しているのです
(減少した面積は、日本の6倍です)

このままでは、30年後には、北極海の海氷がなくなってしまいます。

なぜこれほどのスピードで進んでいるのでしょうか?

この100年で地球の平均気温は0.74度の上昇ですが、
北極圏では、3~4度上昇しています
気温上昇は、北半球がより大きく、さらに緯度が高いほうがより大きくなっています。
温暖化の影響は、北極圏で先行して起こっているのです。

海氷が少なくなったことで、海底油田の探索や資源権利の争奪戦が北極海で繰り広げられています。
アメリカ、カナダ、ロシア、デンマーク、ノルウェーなどの海軍や探索船が出没し、カナダは軍事基地まで新設しています。

では、北極海の海氷の減少・消滅はなにをもたらすでしょうか?

海に浮かぶ海氷がとけても、海面は上昇しません。
しかし、温暖化を加速させる大きな要因となります。

白く、鏡のような海氷は、太陽光線の8割を反射し、宇宙に返しています。
その海氷がとけると今度は、真っ青な海が8割を吸収するようになります
温暖化を加速させます。
温暖化が温暖化をよぶ「フィードバック現象」です。

ホッキョクグマの危機は、人間をふくめた全ての生命の未来を、
まずはじめに見せてくれているのです。





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海面は上昇する?
2008 / 06 / 16 ( Mon )
温暖化で、海面の水位が上がるって本当でしょうか?

先日テレビを見ていたら、ある評論家が 「コップに氷を入れて、水をこぼれるぎりぎりまで注ぐでしょ。氷が解けたときに水はあふれ出しますか?あふれませんよね。こんなことは常識です。温暖化で海面が上がるなんてウソです。」 と言っていました。

いまだにテレビでこんな発言が堂々と流れるのか、とちょっとびっくりしました。

世界の海面水位・・・過去140年
海面水位


たしかに海に浮かんだ氷山が、溶けても海面は上がりません。
そもそも、「氷山が溶けて海面が上がる」と言っている科学者・専門家は いません。
海面上昇の原因は別にあります。

海面の上昇は、海水温が上がることで起こる「海水膨張」と、陸の上の「氷床や氷河、氷帽などの融解」(陸上にある氷がとけて海に流れ込む)によって起こります。

この100年で海面は17cm上昇しましたが、要因としては、「海水膨張」が約60%、「氷床、氷河などの融解」が40%弱です。

グリーンランドの氷床の融解が心配されています。
グリーンランドは、面積は日本の約6倍。その85%が氷床で覆われています。
氷床の平均高度は2100m。最大の厚さは3411mです(富士山並み!)。
この20年で、氷床の表面が融解している面積が16%も拡大しています。
もし、グリーンランド氷床の全てが溶けたら、海面は7m上昇します
南極の氷床が全て溶けた場合は、60m上昇です。

ただ、コロラド大学の極地・高山研究所の発表では、
現時点では、氷床よりも、山の斜面などに万年雪が圧縮されてできる「氷河」や、高山の山頂付近にある「氷冠」の融解が、海面上昇の要因としては大きいようです。
この10年ほどでアフリカのキリマンジャロ山の氷冠、アンデスやヒマラヤなどの氷河など、世界中で氷河や氷冠の融解・縮小が観測されています。
現在の海面上昇の寄与度は、
・ グリーンランド氷床の融解・・・28%
・ 南極氷床の融解・・・12%
・ 氷河、氷冠の融解・・・60%    です。

では、海面が上昇するとどんなことが起こるのでしょうか?

IPCCは、今世紀中に1m近い海面上昇の可能性があることを指摘しています。
1m海面が上がった場合、
マーシャル諸島、ツバル諸島、モルティブ諸島、フィジー諸島などは水没するか、居住不可能になります。
バングラデシュでは、国土の18%が海に沈み、エジプトやナイジェリアの河口デルタ地帯が水没します。バングラデシュで1300万人、エジプトやベトナムでは1000万人近くが移住しなければならなくなります。
人口密度が高く、穀倉地帯でもあるこれらの低地デルタ地帯が沈めば、大量の難民と飢餓が広がります。

危険にさらされる大都市は、
カルカッタ(インド)、ジャカルタ(インドネシア)、東京・神戸・大阪(日本)、上海・天津(中国)、カラチ(ナイジェリア)、バンコク(タイ)、ブエノスアイレス(アルゼンチン)、リオデジャネイロ(ブラジル)、NY・ロサンゼルス(米国)、などが指摘されています。


日本では、1mの海面上昇で、410万人の居住地が海抜以下となります。(面積は2339平方キロです)

1m海面上昇したときの、海抜以下地帯・・・東京付近
海面上昇 

1m海面上昇したときの、海抜以下地帯・・・大阪付近
海面上昇 関西


海は膨大ですから、海面上昇は、気温上昇のスピードに比べてゆっくりですが、その影響は深刻です。






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IPCC 第4次報告書
2008 / 06 / 15 ( Sun )

 2007年の2月から5月にかけて公表された、IPCC(気候変動に関する政府間パネル)第4次報告書の概要を列記したいと思います。

IPCCは、1988年に、WMO(世界気象機関)とUNEP(国連環境計画)という2つの国連機関が共同で、特定の国や企業などから中立の専門機関として設立されています。
4次報告書では、130カ国の科学者・専門家の参加により、450名の代表執筆者・2500名の査読を経て作成されています。「気候変化とその影響」の項では、世界中の80000件のデータを集め、29000件を解析した上で、評価を行っており、世界の科学的知見を結集した報告、といえます。
ただし、注意しなければいけないのは、たとえば「永久凍土の融解によるメタンの放出→さらなる温暖化」→「温暖化の暴走」など、予期しえるけれど、データが不十分で、立証が難しいものについては、「明確な評価がなされていない」ということです。(第4次報告でも、この点について注意を促しています)
 
つまり現実は、この報告書よりももっと 深刻な形で「温暖化」が進行する可能性がある、ということです。


          IPCC第4次報告  (第1および第2作業部会報告)

        《 現在の気候変化とその影響 》

温暖化は疑う余地がない
● 少なくとも過去1300年間の気候の再現結果から見る限り、この半世紀の温暖化は異常。
  
・ 1995~2006年の12年は、1850年以降で最も温暖な12年。  
・ 1956~2005年の気温上昇は、0.74度。
・ 海洋温度は、すくなくとも深度3000mまで上昇している。
・海水が温度上昇で膨張し、海面水位を上昇させている。
・ グリーンランドと南極の氷床の減少が、海面水位の上昇に寄与している。
・ 1901~2001年までの海面上昇は、17cm(0.17m)。
・ 山岳氷河と積雪面積は縮小している。
・ 北極の海氷が2.7%縮小(10年あたり)、夏季は、7.4%の縮小。
・ 1970年以降、熱帯および亜熱帯で、より厳しく、長期の旱ばつが拡大。
・ 1970年以降、北大西洋の熱帯低気圧の強度が増した。
           (発生数は明確な傾向はない)

        《 変化の原因 》

地球温暖化(20世紀半ば以降の)は、人間による温室効果ガスの増加によってもたらされた。
● 二酸化炭素は、温室効果ガスの中で、最も影響が大きい。
二酸化炭素の増加は、主に人間による化石燃料(石炭・石油など)の使用が原因

・ 温室効果ガスは、1970年~2004年の間に70%増加した。
・ 特に、二酸化炭素は、1970年~2004年の間に80%増加した。
・ 過去50年の太陽および火山の活動は、“冷却”効果をもたらした。
   (温暖化の原因は、自然ではなく、人間。)

        《予測される変化と影響》

現在の温暖化対策を行ったとしても、温室効果ガスは今後数十年間増加し続ける
今世紀中の気温上昇は、1.1~6.4度
温室効果ガス濃度が一定に保たれたとしても、数世紀にわたって気温上昇と海面上昇が続く
気候変動の速さと規模によっては、突然の非可逆的現象(暴走)が引き起こされる可能性がある

  ・ 氷河の減少
  ・ 永久凍土の融解
  ・ 海水の酸性化
  ・ 氷河湖の決壊
  ・ 水資源の減少と特定地域での集中豪雨と洪水
  ・ 海面上昇
  ・ 陸と海での二酸化炭素吸収量の減少。温暖化の加速
  ・ 1.5~2.5度の気温上昇で、20~30%の種の動植物が絶滅
  ・ 極端な水不足

  ・ 農業への打撃(食糧生産の危機)
  ・ 感染症の増加
  ・ 自然災害の激化
(IPCC第4次報告書・総合報告はこちら)

 

 




IPCCは、今世紀中の気温上昇を1.1~6.4度としています。
そして、約2度の気温上昇で、30%近くの動植物種が絶滅する、としています。

30%の絶滅。
そのとき地球がどのようになっているか想像できますか?
地球は今と全く変わり果てた星になっています。

旱ばつ、洪水、水没地域の拡大、感染症、熱波、水と食糧の危機 、難民、社会の混乱・・・。 そして温暖化が温暖化をよぶフィードバックで、人間はなすすべを全くなくして死滅のときををただ待つだけになる・・・。

京都議定書やポスト京都の動きていどでは、温暖化を止めることなど不可能です。

温暖化の対策は、経済に停滞圧力を加えます。
だから、各国、各産業間などに利害対立の要素が持ち込まれ、表向きのポーズとはうらはらに、言葉だけが先行して具体策が進まず、また目標も、必要とされているレベルより数段下のところで停滞しているのが現実です。
今何ができるのか、真剣に考えるときだと思います。

 

 

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01 : 35 : 34 | 地球温暖化「今何が起こっているか」 | トラックバック(0) | コメント(1) | page top↑
温暖化で地球はどうなる?
2008 / 06 / 11 ( Wed )
このまま地球が温暖化すると、地球はどうなるのでしょうか?
英国「インディペンデント」紙は、2007年2月3日に次のような予測を発表しました。

現在からの気温が、

2.4度上昇 → 地球上の生物種の3分の1が絶滅

3.4度上昇 → 北極海の氷がなくなる。熱帯雨林は砂漠になる

5.4度上昇 → 海面は70m上がる。 食糧供給は世界で尽きる。

6.4度上昇 → 海底からメタン・ハイドレートが大噴出し、海など全ての水が蒸発する。地球上のほとんどの生物種が絶滅する。


 現在から6.4度の気温上昇。
  これが、人類とあらゆる生物種の絶滅の気温です。

メタン・ハイドレートは、海底や地中に氷のような状態で眠っています。
それが温暖化で少しずつ噴出し始め、やがてメタンによる温暖化が温暖化を呼び、大噴出となるのです。

  地球上の全ての水が消えてなくなる「全球蒸発」です。

 地球の歴史では何度かメタン・ハイドレートの噴出で「全球蒸発」が起こっていて、生物種はそのたびに途絶を繰り返しています。
 そして今度は、人間の経済活動が「全球蒸発」を引き起こそうとしているのです。

 では、温暖化はどのくらい進む可能性があるのでしょうか?
 下の図は、「気候変動に関する政府間パネル」(IPCC)の予測です。


地球の気温はどうなるの?


1000名もの世界中の学者が参加し、全世界の観測所・研究所などの数万件におよぶデータから解析されたIPCCの予測は、

100年後(2100年)の気温は、
      現在より、1.1~6.4度 の上昇、です。

    ただし、ほんとうの上限値は、6.4度ではありません。

IPCCは、この予測値について
 「気候-炭素循環のフィードバックの不確実性を含んでおらず、・・・上限と理解されるべきものではない」としています。
科学的なデータに基づく、科学的な予測ですから、確実といえない部分については、あえて削除して予測せざるをえないのです。

 つまり、地球の平均気温が
  あと1度上がっただけで、「全球蒸発」への暴走が始まるかもしれないのです。

・アラスカやシベリアの永久凍土の融解によるメタンの放出、
・森林の立ち枯れ、森林火災、砂漠化、
・海の酸性化(サンゴの死滅などで海水が酸化、大気中の二酸化炭素を吸収しなくなり、放出する側に回る)
  など、
「暴走」を産み出す時限爆弾はいくつもしかけられているのです。
地球はすでに危険な状態に入っています。

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温室効果ガスは急増している
2008 / 06 / 10 ( Tue )
地球温暖化は、「温室効果ガス」によって引き起こされます。
温室効果ガスは、二酸化炭素、メタン、亜酸化窒素、フロンなどがあります。

温暖化のメカニズムは下図の通りです。
太陽光は、地表で反射して赤外線の形で宇宙にもどされるのですが、それを大気圏で再反射して地球を温暖化するのが「温室効果ガス」です。

温暖化メカニズム


「温室効果ガス」は、1970年から2005年の35年間で、70%増加しています。
二酸化炭素は、80%の増加です。

2005年の大気中濃度は、
 二酸化炭素・・・379ppm
 メタン ・・・1774ppb
これは、過去16万年の自然変動の範囲をはるかに上回っています。
二酸化炭素のこの16万年の変動幅は170~300ppmです。
(南極の氷の中には、雪が積もった時代の空気がそのまま閉じ込められていて過去の地球の大気状態がわかります)

下の図は、過去1千年の、二酸化炭素とメタンの濃度の、推移です。
この50年ほどで、いかに温室効果ガスの大気中濃度が異常なスピードで上昇しているかがわかります。

二酸化炭素濃度

メタン濃度


つまり、明らかに自然現象ではなく、
 人為的な原因で「温室効果ガス」が急増しているのです。


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地球の臨界点
2008 / 06 / 09 ( Mon )

氷河の崩壊?白くまの絶滅?サイクロン?サンゴの白化?・・・。

ちょっと私たちに遠い話に感じられますか?

 

地球は今、ある「臨界点」を超えようとしています。

 

温暖化は、少しずつ気温が上がっていくというものではありません。

ある時点で暴走を始めます。

 

こうなると、もはや人間の力ではなすすべがありません。

 

「炭素循環」って言葉が最近テレビでもでてきます。

炭素は、人体の乾燥重量の3分の2を占め、植物の光合成にも欠かせない、生命の源ともいえる元素です。

 

この炭素が、大気、陸地、海、堆積物(石油などをふくむ)の間を循環しています。

この微妙なバランスが急速に崩れようとしています。

Carbon_cycle-cute_diagram.jpg

 

炭素の90%は、地中に石炭や石油・天然ガスなどの形で存在しています。

この地下に眠る膨大な炭素が、人間の経済活動によって「温室効果ガス」となって、地球の気温を上げる。

「温暖化は」、森林の立ち枯れや、山火事を引き起こし、

サンゴの死滅などで海は酸性化していきます。

 

二酸化炭素を吸収する海と植物の力が弱まってさらに「炭素循環」がくずれ、「温暖化」が「さらなるる温暖化」を引き起こします・・・。

そして、永久凍土の地下や海底に眠っている「メタンハイドレート」というメタンの氷が溶け出し、噴出するとき、地球の全生命は終焉をむかえます。

 

これは、遠い未来の話ではありません。

私たちが生きている間に、少なくとも今小さな子供たちが生きている間に起こりえることなのです。

 

わたしたちにできることは、たくさんたくさんあります。

子供たちの未来のために。

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